2017年07月07日

新装版「幻色江戸ごよみ」

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ほの暗い居酒屋の片隅で醤油樽の椅子に腰掛けて、岡っ引きの男が飲み屋のおやじを相手に何やら
話し込んでいます。
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決まって、この月、神無月になると現れる盗人について。
毎年この月だけ律儀に現れる賊。奴は一体何者なんだろう?と、、、、、。
 一方場面は、まさに、これから年に一度の盗みに出かけようと準備をしている賊の男の部屋に変わり、、、。
「居酒屋」と「賊の家」、「追う側」と「追われる側」の視点が交互に語られ、物語は
わづか30ページで足らずで思わぬラストを迎えます。
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宮部みゆきというと多くの人が「模倣犯」や「ソロモンの偽証」のような、ドラマや映画にもなった
長大な現代ミステリーをまず思い浮かべると思います。
ただ、そういった話題作に比べ、やや地味に思われがちな時代小説。
特に短編小説にも注目してもらえたら、という編集サイドの思いから
今回、十二話の短編が入った「幻色江戸ごよみ」を装いも新たに
夏の新潮文庫の百冊フェアのラインナップに加えました。

秀逸な短編映画を見ているような鮮やかな場面展開
是非、立ち読みでも構いませんからご一読を、、、。



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2017年06月30日

荒神

荒神(影).jpg
夜の森。峠の道を幼子がつんのめって今にも倒れそうになっている。
荒神.jpg
背後の集落では勢い良く火が立ち上って、
何か、ただならぬ事態が勃発しているに違いない、、、。
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帯には、「戦が始まる。」と、あるから、童の村が何者かに攻め込まれ、それで必死で逃げ延びて来たのか?
そして、文庫本を手に取って、巻末の解説をチラ見。
樋口真嗣とある。
あれ?、この方文芸評論家でなくて進撃の巨人やゴジラの監督じゃないか、
えっ、もしかして『荒神』荒ぶる神ってなにか巨人とか怪獣が登場する物語なのか?
宮部みゆきがそういうパニックものを江戸時代を舞台に書いたわけ?
と、内容についてはこれくらいにしましょう(笑)。
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さて、今年も新潮文庫の百冊フェアが始まりました。
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今年の目玉はこれ宮部みゆき著「荒神」
デザインは新潮社装幀室児玉裕子さん。
ずっしりと重い約700ページでお値段は940円+税です
文庫B2ポスター「荒神」04.jpg
店頭用ポスターも用意して皆様のご来店をお待ちしています。
是非、手に取ってお確かめ下さい。

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2016年10月06日

文庫版『11/22/63』

 本年度のキング祭りの第三弾文庫版「11/22/63」が明日から本屋さんに並び始めます。
「11/22/63」とは1963年11月22日の事。つまりJFKことジョン・フィッツジェラルド・ケネディが
テキサス州ダラス市内をオープンカーでパレード中多くの市民が見守る中何者かに狙撃され死亡した日
の事をさします。

11.22.63文庫カバー(入稿).jpg 
 物語は高校教師ジェイクがよく行くダイナーのオーナーからある事を頼まれるところから始まります。
オーナー曰く「ここ(アルス)・ダイナーの食料庫に(アリス)の兎の穴があり、そこから50年前の世界に行く事が出来る。俺はそこ(50年前の世界)に行って牛肉を安く仕入れて来てはハンバーガーを作っていたんだ。只、自分は病で老い先短い。そこで、あんたにお願いがある。
50年前の世界に行って「11/22/63」のケネディー暗殺を阻止してくれないか」、、、、、、と。
 
 ここから高校教師の果てしない時間旅行が始まるのですが、折しも日本版の単行本が発売された2013年秋は1963年から丁度半世紀たった年でアメリカでは様々な記念式典が催され、またJFKの娘さんであるキャロライン・ケネディーが駐日アメリカ合衆国大使に就任した年でもありました。
そして、年末に行われた『このミステリーがすごい!』と『週刊文春ミステリーベスト10』ではそれぞれ一位に選ばれました。
 ですから「11/22/63」は面白さという意味では当然保証付きなわけですが、自分のように無知な人間にとっては「面白い」というよりむしろ「勉強になった」という印象が残りました。
と、言うのも(言い訳がましくなりますが(笑)美大という所は入試科目が現国と英語と実技のみという関係上、歴史の教養がずっぽり抜け落ちていて、ましてや戦後現代史などについては全く疎い)。
 例えば「東西の冷戦」なんて言葉こそ知っていますが、それがどういう事だったのかと問われたらかなりきびしい。
ですから、ケネディーが1962年に成し遂げたキューバ危機の回避の場面などは現実の話と理解しつつもとてもスリリングに読みました。

アメリカとソ連の間で核戦争が勃発しそうになり広島型原子爆弾の数百倍に達する核爆弾が用意されていた。その威力たるや第二次世界大戦中に全世界で使われた総爆薬量の10倍。もし核戦争が起こっていたなら、数億の人が死んでいたかもしれない。
その頃の自分と言えばのどかな田舎でまだ幼稚園児だった。もうすぐ夢の超特急(当時新幹線の事をそう呼んでいた)が走り、日本はオリンピックを前にして空前の好景気だった。
そんな頃海の向こうで「世界の終わり」が迫り来ていたとは、、、、。

 また、ジェイクが50年前の世界でガソリンスタンドのトイレに入って行くシーンも印象的だった。まず二つの扉に「ご婦人用」と「殿方用」。ここまでは普通なのだが、その他に「coloured(有色人種)」という矢印があって辿ってゆくと小川に辿り着くという、、、、。
ケネディ。ブログ.jpg
さて、装画ですが単行本の時は上下本の二冊でしたが、文庫では上、中、下の三冊になったので左右を三割程
拡張したワイド・バージョンになりました。それにより単行本の時より「過去→現在」「country→cityという
タイムトリップ感が増した様に思います。
 装幀デザインは石崎健太郎さん。上、中、下の三冊にそれぞれ11,22,63が大きく配されたデザイン。
十月七日発売。定価は上が890円+税。中と下が950円+税となっています。

 また「11/22/63」http://www.star-ch.jp/112263/はJ・J・エイブラハムの監督で全9話からなるドラマシリーズがスターチャンネルで放映されています。見所は何と言っても60年代の世界なのですが、そのエキストラの数たるや1700人(当時の髪型、化粧で服装に関しては下着から当時のものを着用するという徹底振ぶり)また用意された当時の車の数がなんと2000台。こちらの方もよかったら是非。


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2016年08月18日

ミスター・メルセデス

丁度去年の今頃でした、ツイッターのタイムラインに「スティーヴン・キング  エドガー賞長編部門賞受賞」という記事が流れて来ました。
キングがアメリカの文学賞をとる事はさほど珍しい事ではありませんから、その時は何も考えずリツイートしました。
でも、ちょっと経ってから「あれ?さっきのおかしいぞ、エドガー賞は日本の作家もノミネートされた事があるミステリーの賞だ、
キングとは無関係のはず」 すかさず削除しようと思ったのですが、ちょっと、待てよ、まさかそんな事は無いだろうけど?
と、ググってみたのですが、、、、。
その、まさかが来週発売になるキング初のミステリー大作「ミスター・メルセデス」なのです。

 ただ、ここでファンタジー、ホラー、ミステリーなど、エンタメ小説の違いって何なの?と、いう事について簡単に触れておきますと、、、、。

例えば、今、自分は世田谷の家で椅子に座っていますが小説の中で五分後に東京駅まで移動しようとします。

ファンタジーだったらこれは全然オッケーですね、
帚に股がって空を飛んでも良いし、窓の外に猫バスがくるかもしれない、また、東京駅はおろか
どんな異世界でもすっと行けるのがファンタジー。
魔法の世界のお話ですからね。

次に、ホラーはどうかというと、これもオッケーですね。東京駅にいた俺はドッペルゲンガーだとか、
双子の片割れだとか、身体から魂だけが離脱したとか、いくらでも理屈は付けられます。
超能力とか、予知夢、呪い、幽霊、吸血鬼など現在の自然科学の知見では説明できない世界を描いたジャンルですからね。

でも、ミステリー小説で世田谷から五分で東京駅に移動は無理かと思われます。
電車は論外。自動車では時速何キロ?信号は幾つある?
ヘリコプターなら?ヘリポートは何処のにある?と、
「現実」に即して「科学的」に「論理的」に進行するのがミステリー小説ですからね。

それぞれ違ったルールのもとで面白さ競っているんですね。
 
ですから、キングの様に「恐怖の帝王」として吸血鬼とか、呪われた館とか幻想の世界で勝負して来た人間が、
突然全然違う畑で初のミステリー小説を書き,アメリカ推理小説最高権威であるエドガー賞を受賞したという事実を確認した時は、
まるで「ローリング・ストーンズが初のジャズアルバムでグラミー賞受賞」みたいな冗談を突きつけられたような感じでした(笑)。

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さて、内容はと言いますと、ある日市民センター(日本でいうところのハローワーク?)に職を求め深夜から並んでいた人々の列に
霧の中から現れたメルセデスベンツが突っ込んで、数人を跳ね、轢き殺し霧の中へ去って行きます。
車自体は程なく発見されるのですが犯人はまんまと逃走。

この事件を追跡していた刑事ホッジズはついにこれを解決出来ぬまま無念の定年退職。

そして、退屈な日々を自堕落に過ごしていた退職刑事の元に「メルセデスキラー」と名乗る犯人らしき者から一通の手紙が届きます。
犯行の全容を振り返る気色の悪い内容。最後は「ざまを見やがれ、負け犬」と締めくくられています、、、。

しかし、引退後無気力に過ごしていた身に突きつけられた挑発に以外にも、むくむくと気力に満ちて来た自分に気づきます。

そして、この未解決事件の捜査の続行をある女性からの依頼される事になるのですが、、、、。
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ベーコンと固焼き卵の朝食をガッツリ食べるタフな刑事が主人公で、美女も登場となると、
「おっ、もしやこれはキング版フィリップマーロー?」なんて期待も湧いて来ます。
当然ハードボイルド的にも楽しめますが、これは過ぎ去りし良き時代をノスタルジックに語る小説ではなく、あくまでも舞台はリーマンショック後の現代のアメリカです。
探偵とメルセデスキラーとのやり取りも最初こそ「手紙」というアナログな手段が取られますがその後は、メールでも、ラインでもなく、有料のアプリが用意されます。
また、数々の犯行も素人には到底想像も及ばないハイテクを駆使した手口ばかりですから
すこぶるコンテンポラリー(今日的)なクライム・ノベル(犯罪小説)とも言えますし、
犯人はかなりやばい変態サイコパスですからサイコ・スリラーとも言える。
読者の受け取り方で色々な楽しみ方が出来るミステリー大作です。

さて、これだけでも驚きなのですがこの物語がこの一作で完結するのではなく。
探偵ホッジズ三部作(ホッジズ・トリロジー)として書かれたもので、
すでにアメリカ本国では三部が箱入りで発売されていると言うのですから、キングという人は怪物なのではないかとも思えて来ます。

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装幀デザインは石崎健太郎さん。カバーから表紙、見返し、化粧扉とまさにcool!なデザイン(紙選び印刷)が施されております。
帯の紙もパールがかったきらびきのような紙が使われています。どうか、書店でお手に取ってお確かめ下さい。


夏の暑さも一段落して季節は徐々に読書の秋へ、『ミスター・メルセデス』
八月二十二日発売。定価は上下巻それぞれ1850円+税となっております。

都心の書店ではそろそろ並び始めている模様。
どうぞ、是非御堪能下さい。






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2016年07月01日

ジョイランド

 スティーヴン・キングは小説の内容だけでなく時に出版の形態にまでこだわったりします。2000年には「Riding the Bullet」という小説をいち早くe-bookという形で世に出しました。あれから十数年経ち、キンドルなどが普及した昨今、今度は「書店に足を運んでもらうため」という理由で印刷物のみのアナログオンリー出版(音楽でいうところのヴァイナルオンリー)にこだわりました。それがこの「ジョイランド」です。
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 内容はと言いますと、ホラー風味の青春小説とでも言いましょうか、青春小説といっても「スタンド・バイ・ミー」や「IT」などのボーイズライフものともまた異なる恋愛小説であります。
時は1973年夏。彼女に振られた21才の男子学生がその失恋の痛手を忘れるべくジョイランドという地方の遊園地で着ぐるみを着てのバイトに明け暮れています。
街全体を見下ろす観覧車やメリーゴーランド、占い師、園内をスピードグラフィックカメラ(古いハリウッド映画なんかで新聞記者が抱えている大きなカメラ)を持って客の写真を撮って廻るハリウッド・ガールズ。
一見オモチャ箱をひっくり返したような賑やかな夏の遊園地。
しかし、実はそこには忌まわしい過去が、、、、、と、まあ、内容はこれくらいにして。
そして、語り口は今や60才を過ぎた男が40年前の夏を思い出すような形で語られています。
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キングがノスタルジックに描く70年代といったらおそらく当時の音楽をふんだんに盛り込んだ小説なんだろうなという予想どうり行間から当時のロックなどが流れて来ます。
で、そう、このカバー絵もロック好きな人がみたらあのプログレの名盤のイントロが脳内再生を初めているのかもしれませんが、実はこれこの小説には関係ありません。ただ、キングのホラーハウスでもあるし館内からの「キャー」という叫びを表現したくクリムゾン・キングを壁面にくっ付けてみました(笑)。
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アメリカでは「サマーリーディング」という言葉があるそうですが、夏の休日などにぴったりな本です。
過ぎ去りし夏を懐かしむ方も、また、青春真っただ中の方も是非「ジョイランド」を!
七月八日発売。丸一日遊べて入園料は860円+税となっております。

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2016年03月09日

ケン・フォレット歴史絵巻「百年三部作」完結

ケン・フォレット渾身の歴史絵巻「百年三部作」がこの度完結致しました。
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まづ第一部「巨人たちの落日(Fall of Giants)」は第一次大戦を巡る人間模様を描いた文庫三冊組、
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そして第二部「凍てつく世界(Winter of The World)」はベルリンにヒトラー・ナチスが台頭しファシズムの機運がヨーロッパの至る所で盛り上り、第二次世界大戦が終結するまでを描いた文庫四冊組。
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そして第三部「永遠の始まり(Edge of Eternity)」は六十年代から始まります。東西の冷戦、公民権運動。ケネディが、キングが、そしてジョンが銃弾に倒れ ベルリンの壁が崩壊するまでを描いた文庫四冊組。
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「百年三部作」計十一冊。ページにして約5500ページ程。存在自体がベルリンの壁のよう(笑)。
ドキュメンタリー番組「映像の世紀」を見ているようでもあり、また我々の今日が膨大な死者の上に成り立っている事にも驚きを覚えます。
書店に行かれたら是非手に取ってみて下さい。
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2015年08月01日

血の弔旗

血の弔旗下がき.jpg
1966年夏。午後九時を少しまわった頃。
目黒区碑文谷のサレジオ教会の近くの屋敷に強盗が入った。
賊は三匹の番犬を毒殺すると現金11億円を奪い逃走。
さて、犯人は一体何者?
と、いうと普通の犯罪小説になっちゃう。
そうでなくて犯罪を犯した本人が主人公で用意周到に企てられた完全犯罪が、
十数年の時を渡って少しずつ少しずつ崩れて行く過程を綿密に描いた小説です。
そこで一体この「血の弔旗」という意味深なタイトルの意味するところは何でしょう?
と、いう事になるわけですが、、、、。
それを言うとネタバレっぽくなるので、気になる方は読んでみてください。
血の弔旗.jpg
デザインは日下潤一+赤波江春奈さん。
580ページとかなり分厚く定価は2200円です。
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2015年06月29日

新装版「魔術はささやく」

魔術はささやく1.jpg
ギキーーィィイイ(ブレーキの音)
ドッカーン(追突)
ウィーーーーウィーーー(パトカーのサイレン)
時折街でおきる悲惨な事件。
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しかし、この若い女性は何故信号を無視して車の前に飛び出したのだろう?
何者かに追われていたのだろうか?
視線を左にずらすとガード下の壁に魔術師のような影が、、、。
もしかして魔術師がいて彼女に何かをささやいたのだろうか?
もしそうだとしたら何の理由で?
何が目的で?
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1989年に出版された「魔術はささやく」の新潮文庫新装版が出来ました。
今から25年前、宮部みゆきさんがまだ20代の頃の作品ですが複雑な構成といい、
緻密な細部の描き込みといい、まさに今の「ソロモンの偽証」などのミステリー小説の原点という作品です。
デザインは新潮社装幀室の児玉裕子さん。
今回は昭和に書かれた作品という事もあり絵柄もデザインも若干レトロな感じを意識しています。
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帯も4色+特色の五色刷で背の文字が手書きだったりと凝った作りになっています。
どうぞ、本屋さんで手に取ってお確かめ下さい。
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さて、話が脱線しますがこの写真を見て下さい。
なんか、有楽町や新橋に比べると道が広いし文字も読み慣れない?
そうこれはベルリンの高架下なのですが、実はあの日比谷あたりの高架下は
ドイツのデザインを模したのか実際ドイツ人が設計したか?という話を以前聞きました。
そう言えばあそこって昔からドイツビアホールがあったりしますよね。
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また、東京駅はアムステルダム駅と印象が近いし東京のモダン建築とかレトロ物件と言われるものは
どこかヨーロッパの匂いがしますね。

最後に色を塗っている時思った単純な疑問。
赤信号、黄信号、青信号って言うけど正確には青というよりエメラルドグリーン信号ですよね。笑。
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2014年08月25日

ソロモンの偽証第一部 事件

宮部みゆきさんの文庫版「ソロモンの偽証」第一部「事件」が今週から本屋さんに並び始めます。
ソロモンの偽証第一部事件-下がきB.jpg
「ソロモンの偽証っどんな意味なんだろう?」って大人でも少し考えさせられるタイトルですが、お話の入り口はいたってシンプル
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クリスマスの夜に一人の少年が中学校の屋上から転落するのですが、、、。
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さて、それは「殺人か。」「自殺か。」
今回の第一部が文庫で二冊なのですが、まだまだ物語の入り口です。
転落死した生徒は不登校だったので自殺と片付けられますが、「同級生によって突き落とされる現場を目撃した」という告発する手紙が届き、また過剰報道によって学校、保護者の間に混乱が広がり、公然と犯人探しが始まります、、、。
ソロモン2.jpg
デザインは新潮社装幀室の児玉裕子さん。

そして、大人達の曖昧な追求に業を煮やした
同級生達が事件を解明しようと立ち上がる
第二部「決意」の二冊が九月末に発売されます。

そして、ついに学校で法廷を開かれるようになる
第三部「法廷」の二冊が十月末に発売されます。

三ヶ月にわたり計六冊の超大作となりますが、暑さも峠を越した晩夏から秋に向かう季節。
是非「ソロモンの偽証」をお楽しみ下さい。
そして、多くの人が読み終わるであろう2015年春には映画版「ソロモンの偽証」が公開される予定です。
是非そちらもお楽しみに。




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2014年07月04日

グリーン・マイル

スティーヴン・キングの新装版グリーン・マイルが来週から本屋さんに並び始めます。
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17年の時を経ての異なる版元からの出版という事もあり、今までのホラーの帝王という路線とはちょっと違った、家族や友人に朗読したくなるような「大人の為のおとぎ話」みたいなテイストに仕上げました。
お話の中で展開される「奇跡」とか「魔法」というものに対する感じ方も17年前と、ハリーポッターなどのファンタジーを通過した今では若干違うのではないか?なんて思ったりします。
そう言う意味でも昔読んだ方にも再度楽しんで頂けると嬉しいです。
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カバーで展開されているのは看守と囚人との会話の中に出て来るフロリダにあると言われる
想像上の街マウスヴィル。
そこにあるマウスヴィル・オールスターズ・サーカス(グリーン・マイルに現れた曲芸鼠ミスター・ジングルスが活躍する事になるという「ねずみ大サーカス!」)
と、まあ、説明はこのくらいにして是非本屋さんで手に取って、そしてお楽しみ下さい。
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デザインは名久井直子さん。外国の小さな絵本を手にした時のようなどこか懐かしい感触。
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さて、昨年のキング本11/22/63にはアメリカのストレンジな飲料水ルートビアが登場しましたが、
グリーン・マイルの曲芸鼠ミスター・ジングルスが好んでかりかり齧るのがミントキャンディー。
読書を盛り上げる小道具として味わってみては、、、、(笑)。




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2012年06月27日

淋しい狩人

宮部みゆきさんの連作短編集「淋しい狩人」新装版のイラストレーション。
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まず、お題はと言えば、「何処の町にでもありそうな雑居ビルの一階にある古本屋。店主の老人。そして店を手伝っている孫の高校生」
昭和初期の精神病院でもなく、明治のレトロホテルでもなく、ごくありふれた現代の古本屋を描かねばならないのだが、こういうお題はけっこう難易度が高い。例えばパリとかプラハなんかに旅行して、なにげに撮った写真でも雑誌のカットに使えそうなお洒落なものに仕上がったりするのに、その辺の商店街を絵にするのってけっこう難しいのと同じで、何処にもありそうな平凡な風景をなんとか鑑賞にあたいするものにするにはそれなりの工夫がいる。
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作中に登場する下町のたなべ書店は現存するもので、実はこんな外観なのだが、ちょっと横長で画面に収まりづらい。そこで実際近所の古本屋を何件か廻って写真を撮って参考にしながら、アングルやライティングを考えた。
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いろいろ考えたあげく、夕暮れの灯りを灯した時間帯。迎え側のビルから見下ろしたようなアングルに決めた。
「ちょっと雨が降りそうだから表のワゴンに積んだ本を店内に入れようか、」というような演出です。
同時に発売された「英雄の書」上下巻がなんか店頭で派手な展開になってる様ですが、こちらも渋いハートウォーミングなおはなし。忘れないようヨロシクお願いしますね。




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2008年04月14日

墓地を見下ろす家

墓地を見下ろす家.jpg
引っ越しって、けっこう疲れますよね、まづ、荷物の梱包、運搬、開封はあたりまえだけど。新しく移転した場所が、「さて、正解だったか、失敗だったか?」。しばらく暮らしてみて、失敗だった事が判明した場合。賃貸の場合は、最悪また別な所に引っ越せば良い。
 でも、分譲の場合はそう簡単に事は運ばない、、、。
 この物語は都心・格安・新築というマンションに引っ越して来た若い夫婦のお話。
窓の下には緑が広がっている、、のは、有り難かったけど、寺、火葬場、墓地というおまけ付き。しかし、そんな事を一々気にしていたら、この東京で暮らして行くのは無理。そんな決断をした夫婦に次々と不吉な出来事が起こり、、、、。
 いわゆる、「館もの」と呼ばれるホラー小説の中の一ジャンルなんですが、ザワザワっと、鳥肌が立つような描写が秀逸で、日本のホラー小説の金字塔とも言われている作品です。
 小池真理子さんと言えば、「恋」など、どちらかといえば恋愛をテーマとしたミステリーが有名ですが、これはそういう一連の作品が書かれる以前。今から、二十年くらい前の作品です。角川ホラー文庫に収められて、CG画のカバーで発売されていたものを、今回新しいカバーで新装刊という事になりました。
 二十年経った現在、当時と比較したら携帯、インターネットなどの、通信手段などはかなり変化したけれど、住宅とか土地にまつわる不安って、いつの時代も変わらないんですよね。今読んでも新鮮です。
 もし、今引っ越しを考えている方がいたら、是非お勧めです。すごい、格安物件が見つかったら、それには、きっと、なにかの『理由』があるんです。
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2007年12月28日

ゴースト

ゴースト.jpgゴースト2.jpg
 これは、数ヶ月前に出た本。
講談社の文芸誌メフィストで連載していたものがノヴェルスとして出版されたものです。
閑散とした郊外の道路を通過している車は表四に回ると、なんと霊柩車。
道ばたに菊の花が生けられていたりして、何やら、不吉な印象ですが。
蒼馬市という架空の町を舞台にした、なんとも不思議で不気味な物語です。
今年はフルカラーつまり四色掛け合わせでなく、墨と特色を掛け合わせる手法を何度か
試みましたが、これも、墨とパントンhttp://www.pantoneuniverse.com/のメタルカラーとオレンジを使った印刷です。
さて、このパントンって一体何?って、デザインに関係ない人は疑問をお持ちでしょう。
ここで、説明しておきますと、これは、色を指定する際の色見本のメイカーの名前です。
通常日本ではDICと言って大日本インクの色見本が使われていますが、
この、パントンは世界で紙媒体から布、工業製品にも使われていて、言わば色の共通言語とでも言いましょうか、
この、色を使った携帯http://mb.softbank.jp/mb/special/20colors/
売り出されているので、一般の方も小耳にはさんでいるのではないでしょうか。
色の世界にもグローバリゼーションという事でしょうか?
 デザインも僕が担当しております。通常の印刷ですとオレンジがややくすむのですが、
特色ですとヴィヴィットな仕上がりを期待でいるので、その辺もこれを使う理由でもあります。
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2007年12月26日

香菜里屋

かなりや.jpg
 三件茶屋の路地裏にある架空のビア・バー「香菜里屋」。http://mitternacht.sblo.jp/article/7725070.html
そこの謎のマスター工藤が毎回事件を解明するという「香菜里屋」シリーズ。もう、すでに三冊が出版されていて、固定ファンもついているのですが、今回で閉店です。
そして、ついに、.謎のマスター工藤の正体が明らかになります。
路地.jpg  
この、シリーズ最初の「花の下にて春死なむ」を手がけたのは、なんと、もうすでに十年ちかく前になります。
 あの頃は代々木の方に住んでいて、 三件茶屋という土地にあまり馴染みがなくて、路地の雰囲気なども掴みづらかったのですが、近所に引っ越して来た今はかなり馴染みの街になりました。
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そして、「宵桜」
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「蛍坂」と、風景が続きましたので、今回のカバーは担当編集者との話し合いの結果ストレートに「香菜里屋」のウリである、アルコール度数の異なる四種類のビールを描こうという事になりました。
実際は四種類のビールが全部生なのかは、定かではないのですが、店内に、銅板が張り巡らされた、生ビールサーバなどがあったら、雰囲気ではないかという事で、こんな絵になりました。
 デザインも僕が担当しております。背や袖、表四はパントンのメタリックからカッパーの特色。帯や表紙、見返しは香菜里屋・イエローです。
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2007年12月25日

愛読者

どうもクリスマスの東京というものが苦手です。町中に流れているさむいクリスマスソング、もっと空々しいのが豆電球のイルミネーション、もっとあほらしいのがそれを携帯で写真に撮る連中。
そんなわけで二日ほど京都に行って来ました。ま、その写真とか後回しにして、この頃の仕事を紹介を続けます。
愛読者.jpg 
先日に引き続き、折原さんの作品「愛読者」http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/45/10/9784167451080.shtml
これは以前に講談社から出版された、「ファンレター」という短編集を改題しての文春文庫からの新刊。
 同時期に出版された、「黒い森」はかなりダークな内容でしたが、こちらはいつもの折原調に比べるとややコミカルだったりする内容なので、カバーも女性にも手に取ってもらえそうな感じに仕上げまた。
本を読んでいる若い女性のアイデアを数点出したのですが、何故かこのソファに寝そべっているポーズが、編集部で一番受けたそうです。
 確かに、人って読書に夢中になると仰向けになったり、腹這いになったりで、ややお行儀が悪いくらいの方が、リアルなのかもしれませんね。
デザインも僕が担当しています。
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2007年12月21日

黒い森

黒い森.jpg
 ファントム・ピークスは信州の森での物語でしたが、この「黒い森」http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31975959は富士の樹海で企画されたミステリ・ツアーに参加した男女のお話。
 本の両サイドが表紙になっていて、男サイド、女サイドどちらからも、読めて、結末は中央に袋とじ、と、いうからくりになています。
 担当編集者は複雑な造本で気が狂いそう(笑)と悲鳴だったそうですが、その迷路のような造本が功を奏してhttp://www.yomiuri.co.jp/book/news/20071114bk06.htm、売り上げがは、上々のようです。

デザインは川上成夫さんです。



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2007年12月20日

ファントム・ピークス

ファントム.jpg
 これも近頃出版された本です。
松本清張賞の候補になり、審査員の宮部みゆきさんに賞賛されたにもかかわらず、おしくも賞を逃した作品。しかも、残念な事に著者はすでに他界しておりますので、著者の最初で最後の本となります。
 今回は原題だった「幻の山」を「ファントム・ピークス」http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31991001と改題しての出版となりました。
 ピークス。「頂き」の雰囲気をシダに覆われた斜面で表現しました。
 デザインは角川装幀室の高柳雅人さん。帯も四色で印刷されており、表一と
ファントム2.jpg
表四の袖の色が違ったりと、凝った装幀に仕上がっております。
 本屋さんで見かけたら手に取ってみて下さい。
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2006年08月24日

ファンタジー輸出国

以前このブログで、銀座の事をブランド植民地と言った人がいたと書きました。つまり銀座はフランスやイタリアに占拠されている。と、
で、先日ビデオ屋に行ってふと思ったのですが、この頃あたっている映画、ハリーポッター。ナルニア国物語り。ロード・オブ・ザ・リング。いわゆるファンタジーものって、すべてイギリスが原産地なんですね。

そこで、こんな本を読んでみましたが、いやはや、我々が昔からなにげに親しんで来たファンタジー。古くは、ピーターパン。ピーターラビット。不思議の国のアリス、から現代のハリーポッターまで、イギリスってファンタジー輸出国だったんだと改めて認識しました。日頃、日本人が接しているイギリス方面からの輸入ものって言ったら、せいぜいシングル・モルト。ギネス・ビール。プレミア・リーグくらいと思ってましたが、エンターテインメントの世界でイギリスものがこんなに幅を利かせているは、、、、。
「イギリスなんて、物価高いし、飯まずいし二度と行くか、、」なんて思っていましたが、こういう風に、物語りと、それにまつわる土地をセットで紹介されると、つい行きたくなっちゃったりして、、。秋葉原のようにデジカメやパソコンなどのハードを売るのでなくて、物語りや風景、というソフトを売る。文化によって国のブランド価値を高め観光客客を集め外貨を稼ぐという、まあ、21世紀的な国の経営方針が成功している訳ですね。そういえばロンドンは2012年にオリンピックも控え、町の様子も変わっていますね。http://www.youtube.com/watch?v=0wRqnejg778&search=zaha%20hadidこれは女性で初めてプリッカー賞を獲得した建築家ザッハ・ハディッドのデザインによる2012年オリンピックの水泳競技場のCG動画。いやはや、空に舞い上がりそうなエイのような勢いのあるフォルムです。
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2006年08月20日

理由

サイトをリニューアルしてからずっと続けてきたドイツの記事もようやく
終わり一段落。読んで下さった皆様、有り難うございました。また、次にどこか違う都市の記事を書こうと思っておりますが、只今検討中です。
では、何故、僕はブログで外国の都市の記事を書くのでしょう?その理由を説明すると。
1、まず、日常の出来事(日記のようなもの)は退屈で書く気がしないから。

2,今まで自分が旅行に行く際、人が書いたブログをかなり参考にさせていただいた(雑誌の特集は、パリとかローマみたいなメジャー都市ばかりで、ドイツとかベルギーみたいな国の街の企画は殆どない)ので、恩返しというか、僕の記事が誰かの旅の参考になれば良い。と、いう思いから。

3,日本の大都市の都市計画や、地方の街の景観は、昨今、やばいところに差し掛かっています(スラム化が進んでいますよね)。
21世紀の産業は、工業(製造業)から第三次産業(観光とかのサービス業)に移行しつつあるのは世界中どこの国も同じなんだけど、日本政府が言うところの『観光立国』のビジョンは相当厳しい。日本の風景は観光客に魅力的でないのは言うまでもないが、ここで暮らしている日本人にも悲しい現実(風景)を突きつけている。
まあ、こんな理由が上げられますが、一番切実なのは、三番でしょうか?
僕らの世代は新幹線などというものが出来て、田舎から東京などの大都市に修学旅行などで出て来て、憧れて、やがて大人になり、都会に住み着いた人間が多かった訳ですが、今の子供達が修学旅行などでヨーロッパなどに行き、日本の現実との落差を知ったら、今度は日本を離れ海外に移住を考える人が沢山現れそうな気がします。
そうすると、日本から若者が逃げて行く=税金が減る=財政が増々厳しくなる=年金など論外。という未来が待っているわけです。

事実、現在過疎化が進む日本の地方都市で は、他所からの人口争奪戦が始まっていますが、これは、日本の中の話だけではなく、世界中の都市で海外からの人口争奪戦が始まっています。それぞれの都市の魅力をアピールして、優秀な人材を招き入れ、財政を潤すという、、、。
と、いう事は住んでみたい魅力的な街をいかに築き上げるかが、21世紀のかなり重要な仮題になるのではと思われるわけですが、ここで日本は政治家がセンスがないからと、責任を押し付けていても始まらないわけです。
さて、近頃入手して感心した本をここで紹介しようとおもいます。
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タイトルは「ヨーロッパの町と村」。かなりの量の写真とつぼを突いた解説がなされています。
以下、説明を本書の解説より転写。
『本書に掲載した多数の写真は、ヨーロッパの小さな町や村の伝統的な佇まいを伝えるもので、日本の町や村をヨーロッパと同様に、美しく繁栄させ、甦らせていくための手がかりとして役立てていただくことがねらいである。日本の町や村の多くは、まちづくりに多大な努力が払われているにも拘わらず、日本のシステムのもとでは、その努力が報われていない例が多く見られる。本書の副題を、メそのデザイン、アメニティ、プランニングモとし、解説やコラムにおいても、あえて日本の問題点に言及するなど、本書が日本のまちづくりに機能して欲しいという願いを込めた構成とした。』
と、ありますが、日本で現代建築のカリスマのように思われている、ル・コルビジェの集合住宅が、実は、世界中の住宅計画と都市デザインに深甚な悪影響を及ぼした。などと興味深いコラムが掲載されています。是非、本屋さんで見かけたら手に取ってみて下さい。





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2006年06月03日

スティーヴン・キングの新刊

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スティーヴン・キングの新刊「ドランのキャデラック」が文春文庫より発売されました。これは、単行本「NIGHTMARES & DREAMSCAPES]を文庫化の際四分冊にした第一段です。装画とデザインは僕が担当していますが、編集者と話し合い、いつもの重厚なホラーの王道的イメージより、軽めな顏につくってあります。
と、言うのはキングにしては珍しく短編集だからです。ページ数も若干軽目の350ページ程。値段は590円+税です。興味のある方は、右の藤田新策オフィシャルサイトのリンクからスティーヴン・キング研究序説ココログ分室に飛んでみて下さい。
posted by 新策論 at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする