2008年04月14日

墓地を見下ろす家

墓地を見下ろす家.jpg
引っ越しって、けっこう疲れますよね、まづ、荷物の梱包、運搬、開封はあたりまえだけど。新しく移転した場所が、「さて、正解だったか、失敗だったか?」。しばらく暮らしてみて、失敗だった事が判明した場合。賃貸の場合は、最悪また別な所に引っ越せば良い。
 でも、分譲の場合はそう簡単に事は運ばない、、、。
 この物語は都心・格安・新築というマンションに引っ越して来た若い夫婦のお話。
窓の下には緑が広がっている、、のは、有り難かったけど、寺、火葬場、墓地というおまけ付き。しかし、そんな事を一々気にしていたら、この東京で暮らして行くのは無理。そんな決断をした夫婦に次々と不吉な出来事が起こり、、、、。
 いわゆる、「館もの」と呼ばれるホラー小説の中の一ジャンルなんですが、ザワザワっと、鳥肌が立つような描写が秀逸で、日本のホラー小説の金字塔とも言われている作品です。
 小池真理子さんと言えば、「恋」など、どちらかといえば恋愛をテーマとしたミステリーが有名ですが、これはそういう一連の作品が書かれる以前。今から、二十年くらい前の作品です。角川ホラー文庫に収められて、CG画のカバーで発売されていたものを、今回新しいカバーで新装刊という事になりました。
 二十年経った現在、当時と比較したら携帯、インターネットなどの、通信手段などはかなり変化したけれど、住宅とか土地にまつわる不安って、いつの時代も変わらないんですよね。今読んでも新鮮です。
 もし、今引っ越しを考えている方がいたら、是非お勧めです。すごい、格安物件が見つかったら、それには、きっと、なにかの『理由』があるんです。
posted by 新策論 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック