2008年02月26日

ケ・ブランリー庭

ケ庭1.jpg
皿の上に盛られたお肉を建造物に例えるなら、脇に添えられた野菜がお庭。あくまでもお肉がメインなんですが、近頃は付け合わせの野菜の質と量がクローズアップされている。
ケ庭2.jpg
そんな昨今のトレンドがここでも垣間見られます。
では、何故今、庭が重要視されるかって?、一つは温暖化に対する配慮と言う事は説明するまでもありませんが、
人々が癒しとかゆとりなんてもの求める傾向にある現在。
散策という時間がとても重要になって来たのだと思います。
休日にこういう施設に来て、館内の展示を見た、その後のプラスアルファ。
それがこういう周りの環境、風景の魅力に求められる。
ケ庭.jpg
ここ、ケ・ブランリーの庭は先日紹介したフランス式幾何学庭園の
ようにカチッとしたものではなく、
むしろかなりラフにワイルドにデザインされているところが好感がもてます。
ケ庭4.jpgケ庭5.jpg
池に葦が茂っていたり、ススキがぼうぼうと伸びていたり、、、。
ケ庭3.jpgケ庭6.jpg
また、こういう施設の庭って、どうでも良い現代彫刻なんかが置かれているのをしばしば見かけますが、
この、池の中の鉄のオブジェなんかは、さりげなくて可愛い。

映画を見た後。食事をしながらの窓の外の眺め。
これから庭の存在はますます重要になるでしょう。
そもそも、パリとか東京みたいに地価の高い場所では、
多額の金を出して買った土地を有効に使うなら、
重箱を高く積み上げて、容積を多くとるのが得策ですよね、、。
そういう意味でも、この庭というものはとりわけ都市においては、
贅沢な土地の使い方という事になります。
休日を優雅に過ごしたいのなら、
効率優先の高層ビルより、空間のゆったりとした庭で。
こういう傾向はこれから顕著になると思いますので、
六本木に建てられた商業施設などは、
単にバブルの遺産として悲しい末路を辿る事でしょう。


posted by 新策論 at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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