2013年02月27日

シャッター・マウンテン

シャッター・マウンテン2.jpg
2006年に他界された北林一光さんの三冊目の小説が出版されます。
松本清張賞の候補となり2007年に単行本として出版された「ファントム・ピークス」が文庫化となった一昨年あたりからブレイクしました。
その後二冊目の「サイレント・ブラッド」が文庫として出版されこの二冊で終わりかなと思っていたのですが、
今回友人達に遺品のワープロのハードディスクから救出され復元されたのがこの「シャッター・マウンテン」。
北アルプス漆沢渓谷が地滑りや虫や鳥の大量発生などに襲われるという氏の得意とするパニック小説です。
シャッターマウンテン入稿.jpg
カバー絵は過去に近くの炭坑に住んでいたという朝鮮人少女の幽霊と大量発生した蝶達の乱舞をパノラミックに展開したもの。普段描いているカバー絵がギターを弾きながらの一発勝負の録音とすれば、これは録音した生音をサンプリング、リミックスして作り上げたような絵になっています。
著者にお見せ出来ないのが残念ですが、「みたこともないようなすごい本になった」と、ご遺族が涙されていましたと手紙を頂き一安心しました。
posted by 新策論 at 20:37| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 はじめて書き込みします。藤田さんのイラストには、いつも感銘を受けています。スティーヴン・キングやディーン・R・クーンツ等のカバーイラストに魅了されてきた読者の一人です。私は、本を読むと同時に、カバーデザインも愉しみたい、欲張りな人間です(笑)。
 故・北林一光氏の著書「ファントム・ピークス」「サイレント・ブラッド」は、著者が山に抱いた愛情を感じさせる描写が素晴らしく、脳裡に映像が思い浮かぶほどです。山への愛情だけでなく、未知の畏怖を漂わせ、自然の厳しさを伝えていました。そして、いずれも藤田さんの素晴らしい仕事を堪能しました。
 そして、北林さんの3作目「シャッター・マウンテン」を見て驚きました。感激しました。本を読みながら、何度もカバーを見直しては、ページをめくりました。北林さんの著書の中で、一番好きな作品かもしれません。と同時に、藤田さんのイラストが最高に素晴らしく、本書を愛おしく感じるほどです。「シャッター・マウンテン」は、とても大事な一冊になりました。ありがとうございました。
 今後も、藤田さんのイラストを楽しみにしております……。



Posted by yoshi .w at 2013年05月08日 04:24
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