2006年07月13日

フィレンツェ

ドイツワールドカップにちなんでのこの記事。ワールドカップの閉会と供に終了させる予定だったのですが、予定通りに進まないのが人生ってもんで、ここ一週間は、印刷屋さんを待たせっぱなしの日々が続き、ワールドカップも決勝トーンメントは殆ど見れづ、ブログも中断していました。そんな、あたふたしていた、今週の日曜、丁度イタリア対フランスの決勝戦の日、フィレンツェの池田匡克さんからメールを頂きました。池田さんはフィレンツェ在住のジャーナリストで奥様の愛美さんと供に、主に食に関する記事を雑誌や本に執筆されています。日本の雑誌にもかなりの記事を掲載しているので、今や、イタリア好きの人の間では有名です。僕は丁度三年前フィレンツェに行く際、美味しいお店情報をゲットしようと、サイトを漁っていた時、池田さんのサイトhttp://rotonda.blog.ocn.ne.jp/rotonda/
(このブログのプロフィールの下からホームページに飛べる)に出会い、驚愕、感動、即フィレンツェ美味しいお店事情をプリントアウトして、「こんな、すごい情報をただで仕入れるなんて、まるで本屋で万引きをしたみたいな気分ですが、良いんですか?」とメールを送りました。

すると、「シチリアの美食の本を出版したので、良かったら、ついでに購入して頂けると、嬉しいです。」というメールを頂き、実際には、シチリアはまだ行けてないんですが、その本を読んで行ったつもりになってます。

さて、前置きが長くなりましたが、今回池田さんが「イタリアの老舗料理店」という本を出版されたのでその紹介もかねて、突如、北のフィレンツェ、ドレスデンからイタリアのフィレンツェに話題が飛ぶ事になったしまった次第です。この「イタリアの老舗料理店」さっそく今読んでいますが、フィレンツェの所で紹介されているお店が僕の大好きなお店です。
一軒めのトラットリア・ソスタンツァは丁度12年前の今頃、(ロベルト・バッジョがPKをはずして、ミラノで暴動に巻き込まれた話はここでも書きましたが)初めてフィレンツェを訪れた際、川沿いのホテル・エクセルシオール(ユーロになった今となっては、ちょっと敷居が高いが、リラの頃は今の半額だった。)に泊まったのですが、そのホテルのすぐ、裏の道から入った路地にあったのがこのトラットリア・ソスタンツァ、偶然ですが、フィレンツェで最初に入ったのがこのお店です。
地元の定食やって感じの、ざわざわした生きの良いお店で、フィレンツェと言うと、ここで食べた白インゲンの煮物とか、炭焼きステーキなんかを思い出します。

そして、二件めのトラットリア・アルマンド。ここは三年前、池田さんのサイトで見て行った大好きなお店です。映画でも、小説でも良いものは、最初から最後まで、場面やせりふなんかを覚えているものですが、ここで食べたものはかなり鮮明に覚えています。まず、焼いたパンに鶏レバーのペーストをのせた「クロスティーニ」(フィレンツェの定番の前菜でどこでも出るがここのが一番)記憶の中から、プうんと匂いが立ち上がってきます。それから「秋のサラダ」野菜の中に小さめの葡萄が混じっていて、噛むと口の中でぷちぷちとはじけて甘さが広がるしかけになってました。鴨肉のオレンジ・ソースは付け合わせにオレンジが添えられていた。あと、牛フィレ肉のバルサミコ・ソース(フィレンツェは牛や猪が最高)。とどめのドルチェは、カントゥッチというかたいビスケットのようなものを、ヴィンサントというワインに浸して食べるもの。と、レモンのプディング。これはそのものだけ食べるとかなり酸っぱいんですが、グラッパと一緒に食べると相性が良いと、お店の人に勧められました。これと、赤のワインを一本あけて、二人で合計一万とチョっと、というお手頃値段です。これを、東京でやってしまったらエラい事になってしまうでしょうが、、、、、。
と、僕が知っているたった二件だけでも、良心的で美味しいお店なわけですから、この本で紹介している、他のローマやミラノ、ヴェネチアなんかのお店もきっと全てアタリだと思います。この厳選された情報。カラーの写真も満載で手軽な新書のスタイルで値段がなんと、895円。
これから、イタリアに旅立たれる方は必携ですが、そうでない方も是非手に取ってみて下さい。
最後にトラットリア・ソスタンツァの『ソスタンツァ』とは、この本によるとイタリア語で『本質』という意味だそうです。どうでも良いテレビや雑誌の情報に乗せられて、高いばかりでスカシたお店に入ってしまったにがい経験のある方は、是非895円で本質にふれてみて下さい。
残りのドレスデン、マイセンの記事は明日より再開いたします。


posted by 新策論 at 16:42| Comment(0) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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