2011年01月18日

小堀遠州

小堀遠州という名を聞いたのは、多分二〇代の頃。日本庭園のデザイナーとして記憶していた。
しかし、なんで名前が僕の故郷の「遠州」なんだろうと?ずっと、気になってはいた。
小堀遠州1.jpg
でも、昨年こんな本を読んで全てが氷解した。
本名は小堀政一。駿府城普請奉行、つまり静岡市にあった駿府城の建設を任され、以後小堀遠州と呼ばれるようになったという、、、。
 しかし、その多彩ぶりたるや凄まじい。
まづ、千利休の後継者としての茶人であり。桂離宮の設計者であり。多くの日本庭園の作庭家でもある。
近年茶の湯の人気が高まったり、ブルーノ・タウトが激賞した桂離宮の再評価が建築界で高まったりで、数々の出版物が出ているが、利休のように映画や小説になったり、織部のように漫画化されたりはしていないので、
一般的にはそれ程知られていない。
 さて、僕の生まれた現牧ノ原市の隣町、島田市に「茶の郷」という施設があり、そこに遠州の茶室と庭園を再現したものがあるとの情報をネットで見つけたので帰郷の折尋ねてみた。
小堀遠州2.jpg
抹茶とお菓子でもてなしてくれる。器はこれも故郷の焼き物「志都呂焼き」。
小堀遠州3.jpg
にじり口からの庭の様子。
小堀遠州4.jpg
遠州好みの特徴でもある、砂刷り天井。利休のものより明るめで軽いニュアンスが「奇麗さび」と呼ばれる所以。
小堀遠州5.jpg
庭園にある東屋の天井が成る程桂離宮を彷彿させる。
しかし、灯台元暗しとはこの事、今の今まで全く知らなかった。
地元の人に聞いても誰も知らない、、、。
先日の小布施の北斎館の様に、日本の地方には日本人が知らない貴重なお宝がまだまだ有るような気がして来た。
小堀遠州6.jpg 
これは、我が家に昔からあった志都呂焼きの壷。
子供の頃は「なんか真っ黒い地味な花瓶」と思っていたけど、もしかしたら貴重なものかもしれない、、、。
Twitterはhttp://twitter.com/#!/Shinsakuron
posted by 新策論 at 11:53| Comment(4) | TrackBack(0) | 美術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは〜
地元なので、コメントです。
そっかー
お茶の郷は行ったことあるのですが、
庭園をうろついただけで、
茶室までは気にしてませんでした。
あこがれの桂離宮のにおいをかぎに
そのうち寄ってみようと思います。
桂離宮もいつかは行きたいです。
予約なので、ちょっと敷居が高いですけど。

そーそー道尾秀介さん
つい最近(^-^;)図書室でデビュー作 「背の眼」を借りたら、
藤田さんの表紙でびっくり。
こういう本の雰囲気いいですねぇ
ススキが怖い〜

HPの作品(book等)の更新も大変でしょうが、
ぜひ充実させてください〜


Posted by やすこ at 2011年01月21日 22:18
桂離宮なかなか予約取れないですね。遠州の庭鑑賞ツアーも
いつかしてみたいです。
「背の目」の絵は、基本的に田舎育ちなんで、そういうすすきザワザワみたいな景色はけっこう好きなんですよ。

で、そうそうHPの更新はブログやツイッターに比べて、面倒で今少し勉強中です。
いずれぼちぼちと、、、、。
Posted by 藤田新策 at 2011年01月26日 20:38
やすこさん、コメント有り難うございます。
桂離宮僕も行きたいんですが、あそこ予約取るのが大変ですよね。
小堀遠州の庭鑑賞ツアーもいつかやってみたいです。

HPの更新はブログやツイッターに比べて面倒で今度、技術習得します。もう少しまってください。
ではでは、、、、、。
Posted by 藤田新策 at 2011年01月26日 20:46
あら、2パターンのお返事ありがとうございます。
HPの充実はのんびり待たせて頂きます(^-^)
でも沢山の作品の整理は大変そうです。
家の片付けさえ面倒に感じる私には、永遠に無理かも・・・(^-^;)
直木賞作家になった道尾さんの
ザワザワすすきのように、まだまだ気がつかない昔の作品に
偶然会えるのも楽しみです。
あ、今は図書館で検索とかで出来ちゃうかな?
今度やってみますね。

Posted by やすこ at 2011年01月29日 19:52
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