2017年07月07日

新装版「幻色江戸ごよみ」

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ほの暗い居酒屋の片隅で醤油樽の椅子に腰掛けて、岡っ引きの男が飲み屋のおやじを相手に何やら
話し込んでいます。
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決まって、この月、神無月になると現れる盗人について。
毎年この月だけ律儀に現れる賊。奴は一体何者なんだろう?と、、、、、。
 一方場面は、まさに、これから年に一度の盗みに出かけようと準備をしている賊の男の部屋に変わり、、、。
「居酒屋」と「賊の家」、「追う側」と「追われる側」の視点が交互に語られ、物語は
わづか30ページで足らずで思わぬラストを迎えます。
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宮部みゆきというと多くの人が「模倣犯」や「ソロモンの偽証」のような、ドラマや映画にもなった
長大な現代ミステリーをまず思い浮かべると思います。
ただ、そういった話題作に比べ、やや地味に思われがちな時代小説。
特に短編小説にも注目してもらえたら、という編集サイドの思いから
今回、十二話の短編が入った「幻色江戸ごよみ」を装いも新たに
夏の新潮文庫の百冊フェアのラインナップに加えました。

秀逸な短編映画を見ているような鮮やかな場面展開
是非、立ち読みでも構いませんからご一読を、、、。



posted by 新策論 at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする