2010年09月17日

新装ゴールデンボーイ

ゴールデンボーイ1.jpg
文庫本のカバー絵を描く際、一番悩ましいのは構図が決まるまで。
文庫本のカバーは下が帯で五センチ隠れるので、お客様に見える部分は
僅か10,5×10,5センチ程の正方形の狭小空間となる。
その猫の額程の土地にタイトルと著者名を入れ、
余った部分をイラストが占めるという事になるのだが、、、、。
ゴールデンボーイ2.jpg
 今回のように先行して発売されている。恐怖の四季秋冬編「スタンド・バイ・ミー」と
姉妹感を出す為に、上の空の部分を白く開けねばならなくなると、従来よりまた
制約が増す。
つまり、猫が額に白い鉢巻きをまき、余った部分にお題である
黄金少年と少年が足しげく通う、元ナチの老人の住む家を配置しなければという事なのだが、、。
結果は、このように遠景に見える山並みをつなげ、恐怖の四季完結とあいなった。
書店で並べて売って頂けると嬉しいです。

しかし、この狭小空間に多様な要素を詰め込む仕事って、利休の茶室然り、幕の内弁当然り、
大改造!!劇的ビフォアアフター然りで、もしかして日本人の得意とする能力かもしれませんね?

しかし、画面右上の家の煙突。
夏の真っ昼間から煙が上がっているのは何故でしょう?
未読の方、また、前に一度読んだ方も、書店で手に取って
頂ければ幸いです。
posted by 新策論 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする