2009年06月01日

DREAM

世の中には不安産業というものがある。「ご主人が亡くなって、一家の大黒柱が無くなったら、
残された奥さんも子供は路頭に迷います、生命保険に入りましょう、」なんていうのは、まともな産業。
でも、「先祖様の供養が足りません、壷や印鑑を買いましょう。」なんていうのは詐欺だ。

こういう不安をねたにした産業の対局にあるのが、
希望または夢産業だ。
ドリームジャンボ宝くじなんてのを筆頭に、夢をネタにした産業は沢山ある。

テレビや雑誌が「素敵な住まい」を特集する。それを見た人が自分も手に入れたくなる。
また、「素敵な職業」についた人を特集する。それを見た人が自分もそれに近づきたくなる。
しかし、自分の収入、力量に見合わない夢は時に悪夢へと豹変する。
素敵な住まいが多重債務に化けたり。
夢の職業に就けなかった事を他人のせいにして逆恨み、なんて悲劇が報じられたりする。
しかし、製造業が飽和状態の現代、このような「あなたの夢を応援」的なサービス業はこれからも
増えるだろう。

アメリカでは「誰でも大きな車と一戸建て住宅」という、アメリカンドリームを信奉した人々の何割りかが、サブプライムローンの焦げ付きで、テント村http://www.reuters.com/news/video?videoId=73045&videoChannel=5の住人になったり、インフラノマド(下層遊牧民)になったりして、国民の人生観もここ一年で大きく変わったと、先日会ったマイアミに住むフランス人が言っていた。

 さて、この夢(DREAM)という言葉はここ二〇年くらいの間に大きく変貌したように思う。
かつて、「お母さん、僕ミュージシャンになりたいんだ。」と子供が言ったら、親は
「夢みたいな事言ってるんじゃありません。」と一蹴した。
DREAM ON とは「ばか言ってんじゃない」
IN YOUR DREAMと言ったら「せいぜい、夢でも見ていろ」という意味だ。
この場合の夢とは「寝ている間に見るもの」つまり現実味が無い
「寝言」という意味だった。

しかし、いつのまにか夢は必ずかなう(DREAM COME TRUE)みたいなニュアンスに変化したように思う。

しかし、スポーツを見れば勝利インタヴューの脇には涙を流してスタジアムを去るものが映る。
ゲームに参加する者が全員金メダルを得る事は無いという事実に皆が気づき始めているのではないかと思う。
posted by 新策論 at 15:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

MORTGAGE

二年程前アメリカのネットラジオを聞いていたら、「グローバル ウォーミング,
モーゲージ クライシス」となんども連呼していた。
GLOBAL WAMING,は地球温暖化?では、
MORTGAGE,CRISISとは、担保危機?
土地の価格がpeak out(下がり始めた)したのだ。
銀行は土地を担保に金を融資している、その価格が下降したら、
二〇年まえの日本のバブル崩壊と同じじゃん。

しかし、現実はそんな予想をかなり上回る規模のヤバさだった。
アメリカではすでに、八十年代に銀行が保有している膨大な住宅ローンを投資銀行が買い取り、
新たな金融商品に加工して売り出す、「モーゲージ債」という金融商品が開発され、
売り出されていたのだ。


これが、高利回りを保証する、すごいヒット商となり、今はなき当時のソロモンブラザースの売り上げの半分に達していたという。
当時そのMORTGAGE債を発明した若干24才の社員が、自分のお手柄に対して、
給料が安いと社長に文句を言った、そしたら社長は「生意気をいうな」と、さとした、
しかし、結果、その生意気な社員は他社に何倍もの給料で引き抜かれた。
この時から、優秀な社員を手放したくなければ利益に見合った給料を支払わなくてはならない時代に突入した言う。
いわゆる「成果主義」とか「ヘッド、ハンティング」なんて言葉が、資本主義社会に蔓延し始め,
お勤め人はせっせと利子を払い続け、リーマンなどの社員がお勤め人の一生分の賃金を一年で稼ぐ。
つまり、『摂取されるサラリーマン、摂取するリーマン』というおやじギャグにもならない、
クレイジーな時代が始まったわけだ。

話がそれたが、そのモーゲージ債を何倍もヤバくしたのがサブプライムだ。
つまり、アメリカの資本主義社経済は、借金につきまとう利息を加工し売りさばく事で、発展してきたと言っても過言ではない。
また、GMの利益の八割方は、実は自動車の売り上げではなく自動車ローンの売り上げだったというから、空いた口が塞がらない。
つまり、アメリカは「大きな車と、芝生の庭のある白い家」という、
「夢DREAM」の姿をした、
「悪夢NIGHTMERE」を売りまくり、世界を恐怖に陥れたのだ。

ジャック・アタリは暗闇の中をライトを付けずに暴走するような、アメリカ的楽天主義を
ディズニー的全体主義とも言っていた。

そう言えば、いつかダヴィッド・リンチはディズニーランドにいる、耳の大きなピンク色のダンボの事を、
二十世紀アメリカのシュールレアリスムと言っていた。

posted by 新策論 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

Time is Money

モモ.jpg
お金の正体とか経済の仕組みをテーマにした児童文学にドイツの作家ミヒャエル・エンデが書いた「モモ」というの物語がある。
 何処かローマに点在する円形劇場の廃虚のような所に住着いた浮浪児の少女モモ。
いつもにこにこしながら、人の話を聞くキャラクターに多くの子供や大人が引き寄せられ、
話をしたり遊んだり、一緒に楽しい時を過ごす。
しかし、ある時から彼等が訪れなくなる、、、。

 何時からか、顔から服まで全て灰色の男達。
時間貯蓄銀行の「灰色」というの連中が街を席巻し、人々を洗脳し始めたのだ。
彼等曰く、
「Time is Maney,Time is Maney,皆さん優雅で幸せな人生を送りたいのなら、
一生懸命働いて時間貯蓄銀行に預金をしましょう。お金を貯めれば利子が付きお金は増えます。
Maney is Timeつまり、お金が増える事は自由に過ごせる時間が増える事を意味します。」

そして、大人達はお金を稼ぐべくあくせくと働くようになり、子供の為に「本を読む時間」を労働に替え、稼いだ金で「お話が録音されたレコード」を子供にあたえ、子供達も外で遊ぶ時間を「将来お金持ちに成れるような勉強」に費やすようになる。

そもそも、子供というのは、地面に船の形を描いてそれを船と見立てて、みんなで乗り込み、海賊ごっこをするような、何も無くても想像の世界で遊べるような生き物だった。
それが、いつの間にか想像力というものが枯れ果てて行く。

そして、「灰色」の正体を洞察し、皆に警告をあたえようとするモモの身に灰色の魔の手が
忍び寄り、、、。
灰色1.jpg灰色2.jpg
この鉛の鞄をもちセダンに乗ってやって来る灰色の男達の様子がまるで、マトリックスに出てくる不気味な男達、エージェントのようで、モモの後半は SFとハードボイルドをブレンドされたスリルとサスペンスに満ちたものに仕上がっている。

とにかく、七十年代の前半に書かれたものとは思えない、今読むとさらに新鮮なストーリー。
大人達に是非お勧したい素晴しい小説なのだ。



posted by 新策論 at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月22日

Shield

盾.jpg
村上龍が子供の為に書いた物語SHIELD「盾」をご存知でしょうか?
二人の少年が大人になるまでの成長物語なのだが、
片方の少年は学校を卒業してから、
自動車会社に就職し、やがて結婚し順調な人生を送る。
しかし、人生も折り返し地点に差し掛かった頃、
会社が傾きリストラにあい、住宅ローンの支払いに窮し、ノンバンク、闇金とオキマリの転落を
辿り、取り立てから逃げ放浪するハメにあう。
しかし、何故かその時ポケットに殺鼠剤が入っているのだ。
これは何を意味するか?
つまり、借金を返せないものは、自殺しても支払いがなされる保険に加入して、自ら命を断ち、
保険金で支払いを完了せよという通達がなされるのだ。
「なにも、子供達に読ませる本にこんな残酷な内容を盛り込まなくても!」と、
疑問を抱く方もいるかもしれない。
しかし、学校では、道路を渡る時、左右を見ないで飛び出したら、車に跳ねられて死ぬ事もあるんだよ。
と、交通ルールを教えるけれど、資本主義のルールは教えないのだ。

だから、小説家が絵本で子供達にこういう事を伝える事は
重要な意義があるのではないか、、、。
posted by 新策論 at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

OUT OF DEBT,OUT OF DANGER

学校という所は子供に色々なルールを教える。「サッカーはキーパー以外は手を使ってはいけません。」「野球はボールを蹴ってはいけません」
しかし、何故、大切な資本主義のルールを教えないのだろう。
今年も三万人を超す自殺者と、ニュースが告げる。
その中の、なん割りかは借金苦である事は誰でも知っている、
さて、図書館で本を借りて返却期日を過ぎた子は叱られる。
図書館.jpg
キングの小説では図書館警察なんて怖い怪人まで登場した。
 しかし、ビデオレンタルでDVDを借りて返却期日を過ぎても、叱られる事はない。何故なら、延滞料金というものが発生するからだ、返却期日を忘れて、ずるずると一ヶ月も経ってしまった客はお得意様なのだ。
この延滞料金をより複雑にしたのが利子、利息だ。
銀行は百万を預金している者に一年でわづか数十円の利子を払う。
しかし、例えば一時「たまには、ババンと。」と宣伝していたローンは年利は15%だったから、借りた人から15万の利息を貰う。
つまり、預金者には、数十円はらい、借りた人から15万貰う。
数十円の原価のカクテルを15万で出すバーみたいな、ボロイ商売なのだ。

だから、大金持ちの家に生まれた者は、働かなくても、金を貸し利息で暮らして行けるのだ。
「金を持つ者が命ずる。」と言う諺がドイツにはあるらしいが、金を持つ者は政治にも強い発言力を持つ。
だから、政治家は、この利息商売に不利な教育はしないで、逆に、
「ローンでマイホームを購入」なんていうキャンペーンをする。

そこで、流されるままに生きている者は、カードをもたされ物を買い、銀行からはローンを勧められ、多額のマイナス資産 を背負い、一生遊んで暮らしている連中の為にせっせと利子を支払う事になる。

もし、英語の時間に「OUT OF DEBT,OUT OF DANGER」(借金無ければ、危険なし。)などという教訓めいた、言葉を教えたとしよう。
子供達は自分の収入にあった堅実な生活をする大人に育つであろう、、。
しかし、それは一部のお金持ちにとっては、とても不都合な事なのだ。

そんな訳で多分これからも、資本主義のルールを教える事はないだろう。
我々は極めてDANGEROUSな国に生きていると言える。








posted by 新策論 at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

Rule

あるサッカー選手がゴール前に浮かんだボールをあごでゴールに押し込んだとしよう。
それを見たある観客が「あんなのはシュートじゃない」と文句をつけたとする。
でも、サッカーのルールの下では手さえ使わなければ、胸であろうがおしりを使おうがが、ゴールはゴール。
違反さえ犯さなければ豪快なボレーと同じ、立派な得点なのだ。

だから、グランドに立つ者も、観戦する者も前もってルールを知る事は当然のオキマリだ。

さて、連休の午前にテレビで「ハゲタカ」http://www.youtube.com/watch?v=2l-1w8nIrXo&feature=relatedという外資を舞台にしたドラマが再放送されていた。
この中で、死にそうな企業を安く買いたたき、転売して稼ぐ主人公の行為をある人が「ハゲタカ」と非難した。
そこで、彼は反論する。
「この国は資本主義ですよね!資本主義のルールにのっとって、お金を稼ぐ事が何故いけないんですか?」
そう、サッカーのルールにのっとって点を稼ぐのが正当なように、資本主義のルールにのっとって、お金を稼ぐ事も非難される事ではない。


また、このドラマの中で銀行から融資を受けた町工場や旅館の主人が貸し渋りや貸し剥がしにあい、自ら死を選ぶ。
銀行は経済が順調な時「どうか融資を受けませんか」とお金を貸せようとし、逆に経済がやばくなると、今度は借金を返せと言ってくる。
こういう銀行の行為をよく人は「晴天の時に傘を差し出し、土砂降りの時傘を引っ込める」と非難する。
でも、少し想像力を働かせてみよう、まづ、銀行は人々に金庫をボランティアとして提供しているのではない。
人様の預金を人や企業に融資し利息を稼いだり、株式やなどで運用したりして、利益を得る企業なのだ。
でなければ、あんな駅前の一等地に店を構えたり、社員を養える訳が無い。
だから、勧められたからといって、借りたものを利子を付けて返すのは資本主義のルールなのだから、
しかたがない。

満員電車の中で隣にいた酒に寄った女性が挑発的な目線で体を寄せて来たからといって、体に触れたら犯罪。
サッカーの試合中に相手の選手が侮蔑的なヤジを飛ばしたからといって、激怒して頭突きをしたら退場。
迂闊に誘惑や挑発に乗ってはいけないのだ。

まあ、サッカーに興味が無い人は、面倒くさいオフサイドラインなんてものを一生理解する必要も無い。
しかし、我々は、好むと好まざるに関わらず、資本主義というゲームの中に生まれて来てしまったのだ。
資本主義のルールのを理解するのは当然の事なのだ。
posted by 新策論 at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月25日

WOOD STOCK

星条旗1.jpg
1969年。この年の忘れてはならないイベントに、夏に開催された野外ロックフェス「ウッドストック』がある。
今の富士ロックみたいなプロによって運営されているものではなかったので、
まるでベルリンの壁崩壊さながら、フェンスを壊してヒッピー達が押し寄せ、実質的には無料の
イベントになってしまったようだ、
当時まだ中学生だった僕は「ウッドストック」を後に映画で見た。
あまり昔の事で記憶は曖昧だが、一番印象に残っているのは、
星条旗3.jpg星条旗2.jpg
やはりジミ・ヘンドリックスのアメリカ国家の即興演奏。
かなりノイジーな音で国家斉唱したかと思うと、途中から「グワーーン、ドッカーン」と爆撃機の爆弾投下みたいな音が炸裂する。
子供心にも「ああ、これは単なる楽しい音楽イベントではなく、反戦集会じみた趣旨の集りなんだなあ、、」と感じたものだ。
当時ベトナム戦争と言ったら、遠い国の出来事で、まさに対岸の火事だったわけだが、
今、冷静に振り返ってみると、前年の1968年にはマーチン・ルーサー・キングとロバート・F・ケネデイが暗殺されていたりして、若者の怒りのボルテージがまさにあのジミヘンの炸裂インプロヴィゼーションに結晶したのだと痛感せざるにはいられない。
星条旗4.jpg
実際、当時のアメリカの平和に対する欲求はファッションにも反映されていた。鳩の足を模したピースマークとスマイルバッジはベトナム戦争とはなんら関係ない、日本の子供や若者の間でも大流行していたのだ。
さて、ジミヘンに話題を戻すと、かれは翌年1970年には27才の若さで他界している。
星条旗6.jpg
これは、ステイーヴン・キングの短編「いかしたバンドのいる街で」の文庫カヴァーの為に僕が書き下ろして絵。
あの世に行ったミュージシャン。ジミヘン、ジャニス、ジョン・レノン、マーヴィン・ゲイ等が、幽霊として蘇り一同に会した野外フェスといういかにもキングらしいお話。多分同時代を過ごしたアメリカ人キングにとてもウッドストックは忘れられない記憶だったんだろうと思う。
では、ジミヘンよ永遠に、大音量でどうぞ、、、。
http://www.youtube.com/watch?v=Ao6-VmXId7w&feature=related
posted by 新策論 at 20:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

1969

2009年が自由主義経済崩壊の年だとすると、二〇年前の
1989年は社会主義崩壊の年でした。
ではそれからさらに二〇年遡った1969年とはどんな年だっただろう。
1969-1.jpg
この年に発売された記念すべきアルバムにビートルズの「アビーロード」があります。
僕はとりわけこのレコードのB面のメドレーのところが好きでした。
このメドレーのしょっぱなでポールはこんな歌http://www.youtube.com/watch?v=qNLmXyxrXBAを歌っています。
You never give your maney.
you only give your fany paper.
あなたは私にけっしてお札「maney」をよこさづ、
ただ、ちっぽけな紙切れ「 fany paper」をくれただけ。
さらりと聞き流すと美しくも切なげなバラードですが、
マニーmaneyとファニーfany という言葉が韻を踏んでいて、
40年の歳月が過ぎ、アメリカのドル「maney」が信用を失い、もしかしてちっぽけ「fany」な紙切れになりそう(実際、新しい北アメリカ共通通貨、アメロの導入が囁かれている)な現在、この歌は意味深で不思議なリアリティを放っています。

ではポールは何故美しいメロディーにこんな暗い歌詞を乗せたのかと言うと、当時彼等が設立した、レコード会社アップルが財政難に落ち入り八方ふさがりだったなどという噂があります、、、。
1969-2.jpg
今、アップルと言えば世界中の人がこの林檎を思い浮かべますが、
1969-3.jpg
40年前はこのレコード盤の真ん中に貼付けられた青林檎のレーヴェルが有名でした。
では、なぜ彼等は自分達のレコード会社のトレードマークに青林檎を選んだのかと言うと、
1969-4.jpg
ポールがルネ・マグリットの林檎の絵を所有していたとか、、、、まあ、いろいろな説がありますが、
「林檎マークのレコード」が
「林檎マークのITunes」に、
とって変わられた事にも、40年の歳月を感じますね。



posted by 新策論 at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月23日

A new world order

新世界1.jpg
ここ一週間日本のマスコミはローマにおける、前中川財務相の呂律の回らない記者会見の話題で持ち切りだったが、
新世界2.jpg
ドイツにおける中川氏の役職にあたる人がペール・シュタインブリュック財務相。
昨年九月には、もう世界はもとの世界のは戻らないだろうと、新世界秩序A new world orderの始まりについて発言。

また先月は議会で貧困根絶について議論が交わされて間に、ドイツの高額宝くじ(一等40億円)を確認している姿を新聞の一面に掲載された。

さて、そのシュタインブリュック財務相、今度は投資家が保有する株式を政府が強制取得すると言い出した。
これは、旧共産圏が個人資産を没収したことを連想させ、「旧東ドイツへの回帰」とメディアで報じられている。

この前、このブログでトラバントやアンペルマンを例にあげ、オスタルジー「旧東ドイツへの郷愁」について語ったが、どうやら感覚的なレヴェルでなく、現実的なレヴェルでも旧東ドイツの亡霊が跋扈し始めたようだ。
posted by 新策論 at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

OSTALGIE

オスタルジー?ノスタルジーの間違いじゃないの?
しかし、実はこの言葉、ドイツ語のOST(東)とNOSTALGIEをくっ付けた(東側に対する郷愁という意味)造語で、近頃ベルリンで流行っている言葉なのです。
オスタルジ−1.jpgオスタルジ−2.jpg
実際、数年前ベルリンに行った時、かつて栄えていた、近代的な鉄筋コンクリートのビルが立ち並ぶ、壁の西側のエリアが見捨てられたようにシンと静まり。
逆に東側の旧社会主義のエリアに若者が集るようなカフェとかクラブが集中しておりました。
日本でも近頃、町家や古い家屋を改造したカフェなどよく見かけますが。
東京に例えたら、六本木や青山から、上野や谷中に人が流れたみたいな感じでしょうか。
オスタルジ−4.jpg
これが、オスト(東)のアイコンとして大人気のアンペルマン。
旧東ドイツの信号機のサインです。
オスタルジ-6.jpgオスタルジ-5.jpg
これは、中庭付きの旧東ドイツの集合住宅(ホーフ)を改装した、ハッケンシャー・ホーフ。
中庭に面してカフェやお店が並んでいる。

オおスタルジ−8.jpgオスタルジ−7.jpgオスタルジ−9.jpg
そして、これが知り合いのDJ- ALEXが絶賛していたクラブ、ウィークエンドhttp://www.week-end-berlin.de/(その名のとおり週末のみ営業のクラブ)。
廃虚化した古いビルの最上階を改装したものだそうですが、コストをかけないでお洒落な空間を演出するドイツ人のセンスには、まったく脱帽ものです。

posted by 新策論 at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする